母になって52日目。
母親の自覚、正直あまりありません。
「小さな赤ちゃんをおいて〇〇するなんて、
母親の自覚足りないんじゃないの?」
なんて言葉を聞くこともありますが、
(私に直接向けられた言葉ではないですけど)
そんなね、簡単に自覚なんて、芽生えませんから。
でも、そんな私でも日々、「あ、私母親なんだ」
と自覚する瞬間があるのです。
それは、自分で自分を「ママ」と呼ぶとき。
「じゃ、ママお風呂入ってくるから待っててねー」
「ママもお腹すいたから、何か食べよ」
「ママまだ眠いよー。もうちょっと寝ててよー」
(もちろん全部返事のこないひとり言)
赤ちゃんに向かって、半ば無意識に、自分を「ママ」と表現する。
この際、「ママ」が良いか「お母さん」が良いかという
問題は置いておいて。
こうやって自分を「ママ」と呼びながら、
私は私自身に「ママ」という役割を担わせていくんだなぁ
と思う。
ちょうど、結婚したての頃、自己紹介で
「◯◯の妻です」という時に、
「そうか〜、私、妻なんだ〜」と意識したのと同じように。
女性には、たくさんのアイデンティティがあって、
自分自身の「私」と、「妻」と「嫁」と「母」と「主婦」と。
それぞれにおいて、その役割に見合うような自分であろうとする。
普段おおらかでも、母になった途端神経質だったり。
嫁の時は姑を気にしてきちんとしてても、家庭の主婦の時はずぼらだったり。
いろいろ使い分け。たぶんほとんど無意識に。
ただ私はすっごく、「私」の部分が強くて、
なかなか「母」や「妻」を優先できずにいる。
ワガママ娘ですみません。
少しずつ少しずつ、良き「母」になれるように頑張るね。
と、愛しい我が子の寝顔を見ながら思ってみる。
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