2011年2月20日日曜日

踊り というコミュニケーション

人前で踊る、、、なんて機会は、そうそうあるものじゃない。
 
小さい頃は誰もが通るように、、
幼稚園のお遊戯会でバトンを振り回し、
町内会の盆踊りでお立ち台にのぼり、
運動会ではフラフープやボンボンを持って踊っていたな。

いや、もう少し大きくなってからも、
高校3年生の体育祭で応援団としてのチアリーダーダンス、
大学1年生の学園祭でサークルの出しものとしてのロックンロール(?)ダンス、
社会人になってからも、グローバルゲスト相手に“よさこい”踊り、、、などなど
振り返ってみると、いろいろやってるなぁ。。
その度に、すごいコスチューム着て。笑

でも、それらは全て団体でだったし、明らかに「出し物」という位置づけで、
自己を表現する類のものではなかった。

まさか今になって、ソロで、人様の前で、自分を表現するダンスを
披露することになろうとは。
人生ってほんと、どう動くかわからなくておもしろい。


ベリーダンスを始めて2年半になる。
始めた動機は、
神戸に友達が欲しかったことと、
仕事以外の生活時間が欲しかったこと、
美容と健康のためのエクササイズがしたかったこと。

それがいつの間にか、皆で踊ることが楽しくなり、
踊りを見てもらえることが興奮になり、
きらびやかな衣装と派手なメイクで自分をデコレートすることに抵抗がなくなり、
踊っている時、お客さんと時空間を共有している感覚が快感になり、
もうすっかりベリーダンスの虜。

ダンスって、
振付を覚えたりするのに頭も使うし、
当然体も、自由自在に動かすためにトレーニングが必要だし、
そしてさらに、音楽にのって表現するために心豊かな感受性も必要。
なかなか奥深いのです。

言葉でもなく、音でもなく、
動きだけで何かを伝える、表現するというのは、
人間が動物として持つ一番ベーシックなコミュニケーションであり、
それを見る方もまた、視覚聴覚を通じて、心で何かを受け取る。
まさにアートな世界だなぁ、と思うわけで。

この週末、ミニイベントで踊る機会があり、
そこのお客さんにはもう二度と会えないかもしれないけれど、
私の踊りを見てくれた人が、その間だけでも幸せな気持ちになってもらえるよう、
もっともっと頑張って練習しなくては!と決意を新たにした。

たかが趣味でも、誰かと時間を共有する以上は
真剣に。

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