どこから聞いてきたのか不明なのだけれど、
もう随分と前から母親がはまっている。
漢字で書くと「数独」。
いっときブームが来て、本屋さんやコンビニの店頭にも
並んでいたので、きっとポピュラーなもののはず。
私の周りでは母親以外、やっている人を知らないのだけど。
数字を使ったパズルゲームの一種で、
日本のパズル雑誌に端を発し、
2005年頃から世界ブームにまでなったそう。
母親は旅行の際、移動中の暇つぶしに、と
1冊SUDOKUの本を持参する。
先日はバルト三国への旅行のとき、
フィンエアーのゲームアプリにSUDOKUを発見して
すごく興奮し、英語の画面指示と格闘しながらも
ひとり黙々と楽しんでいた。
大の大人が夢中になって何かをやっている姿
というのは、見ていてとてもほほ笑ましい。
で、そのSUDOKUがどうしたかというと、
なんと先日、90歳になる祖母がやっていた!!!
「頭の体操になるから、ボケ防止に」と、
母親が持ちこんだらしいが、、、
祖母に聞くと、
解いていると頭をものすごく使うので、疲れて眠くなるのだそう。
でもそこで寝てしまうのではなく、
「この頭は、こんなものも分からんのか!」と
腹立たしく思い、また頑張って解こうとするのだとか。
「面倒くさいからいいや、もう」とか
「もう頭使うのやだーーー」とか、
私はすぐ思ってしまうのだけれど、
誰に強制される訳でもないのに、
別に解けたからといって何になる訳でもないのに
黙々とひとりで頑張る祖母。
なんか、すごい。
率直に、そういう“素の欲求”って、いいな
と思ってしまった。
求められるからやる、のではなく、
やりたいからやる、というのが。
投げやりにならず、自分に要求していく姿勢が。
「こんなこともできないなんて許せない」
と、
自分に期待する気持ちを
忘れないでいたいと思った。
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